境界型糖尿病

境界型糖尿病 マンガで解説

境界型の糖尿病とは、血糖値が糖尿病でもなく健康でもない境目に位置することで、「糖尿病予備軍」ともよばれます。

境界型と判定された人の経過をみると、境界型のままで長くとどまることもあれば、正常型に変わることもあります。
しかし、糖尿病は境界型の段階を経て発症することがわかっているため、境界型と判定された人は糖尿病に向かって進んでいる可能性があります。

境界型の人の 5~20%ぐらいが、そのまま治療をしないでほうっておくと糖尿病になると言われています。
境界型の人が糖尿病予備軍といわれるのはこのためです。さらに境界型の人は高血圧や高脂血症をもっていることが多く、虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患の危険性が高くなります。

境界型から糖尿病や動脈硬化性疾患を予防するためには、体重増加や運動不足とならないように生活習慣を見直すことが大切です。検診などで境界型と判定されたら「自分は糖尿病ではないから大丈夫」と油断せずに、医師の指導をしっかりと受けるようにしましょう。