糖尿病の食事療法において、食物繊維をたくさん摂ることは食事療法を成功させるコツになります。
海藻などに含まれる食物繊維の働きは、胃の中に長く留まっているため、消化吸収に時間がかかります。その結果、同じカロリーを摂取するにしても、食物繊維を多く摂取する方が、ブドウ糖の吸収が遅くなり、食事による血糖値の急激な上昇を予防することができ糖尿病治療に効果があると言われています。
また、食物繊維にはコレステロール値を下げる働きもあり、心臓疾患にも効果的です。 食物繊維を多く含む食品はカロリーが少ないため、食事のカロリーの取りすぎを防止することもできます。
もちろん食物繊維を過剰に取りすぎると栄養が行き渡らなくなるという弊害もありますが、通常の食事をきちんと取っている限りは、大人の場合心配はありません。
栄養バランスに気をつけ、食物繊維をしっかり取るようにしましょう!