糖尿病と血糖値の関係

糖尿病と血糖値の関係 マンガで解説

血糖値とは、血液中の糖の濃度を示した数値のことです。血糖値は血液検査を行い数値を調べます。
正常な人は、空腹時に60~110mg/dl未満とされ、食後でも180mg/dlを超えることはありません。そんなに血糖の変動の無い正常な人に対して、糖尿病の人は血糖が高く、しかも変動します。

通常、多く摂りすぎた糖分は、インスリンが作用し、血糖値を下げることが出来ます。そして、少ないときは、グルカゴンやアドレナリンによって、自然に体が血糖値をコントロールしていますが、インスリンの出が悪いほど、治療をしていても変動が大きく、高血糖低血糖の繰り返しになったりします。

食前食後に関わらず、測った血糖が200mg/dl以上、または空腹時血糖が、126mg/dl以上で糖尿病と診断されます。
血糖値が高くなると、空腹、満腹という状態を体がうまく把握できなくなり、そのため、食べても食べても空腹感を感じることになります。間食をしたり、おやつを食べたりすることによって、体重は増え、太るとさらに血糖値が上がるので、悪循環となります。また、血液中の糖分がコレステロール値にも影響を与え、善玉コレステロールが少なくなります。また、中性脂肪の増加も見られるようになります。

このように、血糖値は痛みもなく、目にも見えないものですが、いろいろなところに影響を与えています。
血糖値と糖尿病の深~い関係わかりましたか?