AGEと糖尿病から発症する合併症

◇AGEとは◇
AGEは終末糖化産物といわれる物質であり、体を老化させる害のあるものと言われています。
また糖尿病とも深く関わりがあり、合併症を引き起こす要因として注目されています。

◇AGEは、なぜ体内で作られてしまうか◇
糖尿病は血糖値の上昇が続くことで発症します。
血糖値を示す値は血液中の糖質=ブドウ糖です。
AGEはブドウ糖が血液中に多いことでたんぱく質(コラ-ゲン等)と結合して作られる性質があります。
そのため、AGEは糖尿病ととても関係していることがわかります。

◇AGEと糖尿病からの合併症◇
糖尿病からの合併症は血管をボロボロにします。
なぜ、血管がボロボロになるかはAGEと関係しているのです。
血管は、血管壁や血管の弾力はたんぱく質の7割を占めるコラ-ゲンとエラスチンというたんぱく質で構成されています。
AGEはコラ-ゲンとエラスチンの組織を壊してしまう性質があります。
そのため血管にダメ-ジを与え色々な合併症に関わってきます。
特に細い血管である毛細血管ほどダメ-ジが大きく影響してきます。
そのため、毛細血管に関わりびある目や腎臓、神経に影響がではじめて糖尿病による合併症に繋がってしまいます。

※コラ-ゲンは細胞と細胞の間を接着させる働きを持っています。
※エラスチンはコラ-ゲンの細胞間の接着や柔軟を与えます。