糖尿病は野菜を食べよう

糖尿病の食事の中でも、野菜の摂取は特に大切です。 糖尿病の方は摂取エネルギーに応じて、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど3食きちんととることが大切になってきます。

このうちのビタミンやミネラルなどが多く含まれているのが野菜なわけです。
また、食事の最初に野菜をとることで、急激な血糖値の上昇を抑えてくれる作用もあります。

ただ、野菜の中にも血糖値を上げてしまう炭水化物もあります。ですから炭水化物の野菜を食べる時には主食のごはん(炭水化物)を減らすなどの食事の工夫が必要になってきます。

糖尿病食事療法のための食品交換表によると、野菜類(イモ類など炭水化物品は除く)・海藻・きのこ類・こんにゃくは表6 という栄養素に分類されています。
糖尿病の食事療法では一日に、この表6の食べ物を食事に300g(80カロリー・一単位)分とるように、指導しています。
また、その食事のうち、緑黄色野菜を3分の1以上とるように心がけることが大切だと書かれています。

緑黄野菜の一例(糖尿病食事療法のための食品交換表 引用)

あさつき
あしたば
アスパラガス
エンダイブ
おおさかしろな
あかひじき
おくら
かぶ葉
からしな
きょうな
キンサイ
茎にんにく
クレソン
ケール
こまつな
さやいんげん
さやえんどう
さらだ菜
さんとうさい
ししとうがらし
しそ
じゅうろくささげ
しゅんぎく
すぐきな
せり
だいこん葉
たいさい
たかな
たらの芽
チンゲン菜
つくし
つるな
つるむらさき
トマト
ながさき白菜
なずな
なばな
にら
にんじん
のざわな
のびる
パセリ
葉とうがらし
葉ねぎ
ひのな
ひろしまな
ピーマン
ふだん草
ブロッコリー
ほうれん草
みずかけ菜
みつば
根キャベツ
よめな
ようさい
モロヘイヤ
リーキ
わけぎ

野菜の量も、できるだけ計って食事を作ることが必要になってきます。しかし、一食に100gって結構な量で大変ですよね。
なので野菜は茹でたり、炒めたりして一回の食事で食べれるようにしましょう。
また、容器の重さを差し引いて計れるデジタルスケールや最近では、電子レンジで茹で野菜を簡単に作れる容器なんていうのも 発売されています。

ブロッコリーやアスパラ・いんげんなど、簡単に茹でてドレッシング(できればノンオイルドレッシング)をかけるだけで、沢山の野菜を食べれて便利です。 朝の食事などは忙しいし、たくさんの生野菜を食べるのもつらい、という方、大変な糖尿病の食事療法の手助けに利用してみては?

糖尿病と食物繊維
ブドウ糖の吸収を遅らせる食物繊維をとるように心掛けましょう。(血糖値の上昇をおくらせる)
食物繊維の多い野菜・・・ごぼう・にんじんの根菜・ブロッコリー・海藻類
注意:食事の代わりにと野菜ジュースなどにしてしまうと、繊維が壊れてしまうので注意しましょう。

糖尿病予防にいい野菜

ごぼう / ゴーヤ / まいたけ など。