糖尿病でも食べられるお菓子の材料

糖尿病には糖質が沢山含まれている炭水化物は禁物です。 それでもやはり多少のお菓子や美味しいスイーツ等は食べたくなるものです。そんな時は多少面倒であっても、家庭で手作りすることをオススメします。添加物が入っていない、家庭のお菓子作りは、安全と健康を家族と共有できることでしょう。お子様がいらっしゃるご家庭では食育としても、手作りおやつは注目されています。

ポイントとなってくるのは、材料です。材料を小麦粉から違うものに変える事で糖質の摂取を抑える事が出来ます。
たとえば、小麦粉が精製される前の「小麦ふすま(小麦の皮)粉」というものがあります。小麦ふすま粉には食物繊維やミネラルが豊富です。食物繊維が豊富な「小麦ふすま粉」は、炭水化物の糖質をからめとって体内から排出する作用がありますので、消化や吸収が緩やかになり、インスリンの分泌も過剰にならず膵臓の負担も軽くなります。さらに食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれるので糖尿病患者さんには選択しやすい食材です。

また「大豆粉」は小麦粉の約15%の糖質量しかない糖質の低い食品なのでお菓子作りの材料にはもってこいだと思います。「クッキング大豆粉」でしたら細かく精製されているので小麦粉の代役になります。このように「小麦全粒粉」や「大豆粉」、「ライ麦粉」なんかもお菓子作りには最適です。

他にも、ホットケーキなど市販の粉に、生おからをレンジで乾燥させた物を加えるだけでも、おからの食物繊維によって糖質が抑えられます。今はおからの粉末もありますので簡単にお菓子作りはもちろん、食事の材料としても使えます。

甘味料も白砂糖ではなく、天然の甘味料「てんさい糖」や、カロリーゼロの「パルスイート」など、糖尿病にやさしい商品も多数出回っていますのでそういった材料を甘みとして使えば安心です。

糖尿予防や糖質制限されている方が多い現代では、専門のレシピ本も数多く出ています。またインターネットでも豊富な粉類とともにレシピも掲載されていますので参考にすることができます。

お菓子の材料だけにとどまらず、そういった素材をつかった材料を使うことで、普段の食事にも通常の小麦粉を減らして、違う糖質の低い粉類を加えるだけでも糖質を減らす事ができます。お砂糖も豊富な種類がたくさんあるので、しっかり選べば糖質制限することが可能です。
糖尿病の症状である血糖値を抑える為には、おやつや食事でも、糖質の少ない材料選びが大切ですね。