糖尿病でもうなぎは食べられる?

糖尿病は、本当に厄介な病気です。常に食べるものに気をつけなくてはいけません。
一日の摂取カロリーを計算することはとても大切です。慢性的に血糖値が高くなっていますから、 特に糖分の摂取に関しては気をつけなくてはいけません。

その中で、うなぎを食べることについてはどうでしょう。
糖尿病の人にうなぎはいけない、というのは時々耳にします。
なぜなら脂分が多いからです。脂分が多ければ当然カロリーも高くなります。

それでも、調理法によっては、脂を落とすことも可能です。例えば、うなぎは一般的に蒸してから焼き上げますが、この料理法では脂分をかなり落とすことが出来ます。白焼きならばタレに含まれる糖分を気にする必要もありません。
タレをカロリーゼロの人口甘味料などを駆使して自分で作れば、糖分を気にせずに蒲焼きも食べられます。

もちろん、うな重を一気に食べてしまうのは考え物ですが、50gくらい(三分の一切れ)ほどで150~160キロカロリーですから、 摂取カロリーをきちんと計算すれば、食べられないことはありません。

逆に、うなぎには糖尿病の方にとってうれしい栄養素も含まれています。
栄養価が高く、夏ばての防止になることは良く知られています。代表的な栄養素としてビタミンB1やビタミンB2があります。
どちらも体内の糖質の分解を促進するビタミンです。またビタミンB2は血管を丈夫にしますから、糖尿病の合併症で有名な血管の障害も予防できます。

日ごろから食事のおかずのバランスを気をつけて、うなぎを食べるときには他のおかずを減らすなどして、上手にコントロールすれば、糖尿病の方でもうなぎを食べることは可能です。