境界型糖尿病

境界型糖尿病とは何なのでしょうか?

糖尿病とは空腹時の血糖値と、『75gブドウ糖負荷試験』の値が判断基準となるのですが、 それが「正常型(正常値)」でも「糖尿病型(あきらかな糖尿病)」のどちらでもない、中間の値に属するのが境界型糖尿病なのです。

つまり分かりやすくいえば、境界型糖尿病とは「糖尿病予備軍」といえるわけなのですが、実にあいまいなこの表現により、自分は糖尿病ではないと 勝手に判断してしまって、糖尿病への進行を防ぐことが難しくなっています。

糖尿病となり、さらに合併症を併発すると、失明したり人工透析をうけなくてはならない事はご存知の方も多いかと思います。

境界型糖尿病と診断された場合は、今後の進行を防ぐために、生活習慣、特に食生活を見直して運動を取り入れるようにしていく必要があるのです。

カロリーを控え、塩分を控え…というと、今後の食事の楽しみを失ってしまうような気持ちになる方も多いのですが、決してそうではありません。
揚げ物やアルコールも一切絶つというのではなく、これらを摂取する前に満足感をだす野菜スープをとるように心がけたり、外食を控える、外食時には単品を注文するのではなく様々な料理がもられた定食を注文する、量が多そうなら残すようにする、こういった程度の加減をすれば良いのです。

また積極的に運動を取り入れて消費カロリーをアップするというのも効果的です。
深刻な症状となる前に、生活習慣を見直し、境界型糖尿病からの脱出をはかりましょう。