塩分の取りすぎは厳禁

糖尿病と聞くと、ケーキやまんじゅう、ジュースなどの甘いものを控えれば良いのではないかと思っている方も多いようですが、実は糖分以外に塩分の摂りすぎも良くないので、控えるようにしなければなりません。

もともと塩分の摂りすぎは糖尿病であろうとなかろうと良くないことであり、塩分を摂りすぎると高血圧になりやすいため、やがてはそれが動脈硬化や心臓疾患、脳梗塞などに繋がる恐れがあります。

高齢者になると大抵、糖尿病と高血圧を合わせて抱えている人が多いですから、糖尿病だけだから塩分は多少多めに摂っても良いだろうという考えは間違いです。

糖尿病の特徴のひとつにのどが渇いて仕方がないということがありますが、塩分を過剰に摂取しても同じようにのどが渇きます。
体はそれを何とかしようと、水分を取り込む働きをするのですが、これが血液の量を増やして血圧が上昇する原因になるのです。
ゆえに血糖値と血圧はセットで考えたいところなので、辛いものは出来るだけ控えるようにしたいですね。

今はスーパーやコンビニなどでも、減塩しょうゆや減塩みそなどが売られていますから、体の健康を考えるなら、たとえ血糖値や血圧が高くなくても、健康な若いうちからこれらの食品を使った料理に慣れておくのが良いかも知れません。
あとは過食を控え、日本人が大好きな味噌汁や漬物、梅干しなども極力少なく摂取することを心がけ、野菜や果物を多めに摂る食生活にすることをおすすめします。