シックデイの対処方法

シックデイとは、糖尿病の患者が糖尿病以外の病気になることです。
風邪や発熱、嘔吐や下痢を伴う病気で通常の生活が困難になっている状況をいいます。

食事がまともに摂れないが薬はどうしたらいいのか、と迷われる方もいらっしゃるかと思います。
そんなシックデイの対処方法ですが、まずは休養を取り、早めに主治医に相談して下さい。
このぐらいで休むなんて、とつい無理をしたり、これくらいのことを相談するなんて、と医師への連絡を迷ったりすることもあるかと思いますが、シックデイには体に思わぬストレスがかかっていてインスリンの働きが鈍り、 血糖コントロールが乱れがちになります。

無理をすることで、糖尿病も他の病気も悪化する悪循環に陥ることも考えられます。
薬をそのまま服用するかどうかは、その薬によって違いますので、あらかじめ医師や薬剤師に 聞いておきましょう。

自己判断で服用をやめたり続行したりすることは非常に危険です。
他に重要なシックデイの対処方法として、インスリン注射を行っている場合が挙げられます。
インスリン注射は、いかなる場合でも中止してはいけません。
病気で食欲がなく、食事を摂っていなかったとしても、ストレスで血糖値が上がります。
インスリン注射をやめてしまうとこれに対応できなくなり、健康だった部分にも悪影響が及んでしまいます。

糖尿病の方は不調が出ると長引いてしまいがちです。
決して無理はしないで十分な休息を取り、少しでも心配なことがあれば医師に相談して、適切な対処方法をとるように心がけて下さい。