『眠気』を感じるようになったら要注意

糖尿病にはI型糖尿病、II型糖尿病と二種類あります。この二つは多少異なっている部分があるのですが、双方に共通する症状もあります。
その内の代表的な物の一つが『眠気』です。

通常、人は、食事をした後や、寝不足だったりすると眠気を感じたりします。
しかし、そう言った場合に関係なく、度々疲れを感じたり眠くなったりしている場合は糖尿病が原因となっている可能性があります。
客観的に考えてみて、あまりにも度を越している眠気が度々やって来るという場合も要注意です。

糖尿病と眠気というと、あまり関係がないような気もするかもしれませんが、実は大いに関係があるのです。
というのは、高血糖の状態が続くことで引き起こされることがあるからなのです。

何故高血糖の状態が続くと眠気や疲れの症状となって現れるのかと言うと、まずこの状態になると尿に糖が出るようになります。
その結果、その糖を処理するため腎臓がいつもより余計に水分を排出しようとします。こうなると、沢山の糖分と水分が体から抜けてしまいます。

本来エネルギーに利用されるべきものがそのまま排出され血糖値が高くなると、今度は、体が必要とするエネルギーが不足した状態になります。
こうなってくると、疲れやすくなったり、実際に疲れを感じたり、眠くなったり、という症状になって現れてくる、という訳なのです。

早期発見できれば、有効な治療方法が症状にあわせて幾つもあるので、もし異常な眠気を感じることが多く、その原因がわからない場合は、軽視せず医師に相談するようにしましょう。