私たちは普段足を酷使していますが、足というのは毎日靴に圧迫されていますし、靴擦れや水虫、巻き爪などのトラブルが起こりやすいものです。
健康な人でも足のお手入れはしっかりと行いたいですが、特に糖尿病の人は足の病変には気をつけなくてはいけません。
糖尿病が悪化するといろいろな症状が出たり、合併症が起こりますが、足に関する症状が出る人も多いものです。
病気が悪化することで足に壊疽がおきたり、潰瘍が起きやすくなりますが、こういった症状も放置しておくと足を切断する必要が出てくることもありますので、足のケアはしっかりと行い、大事な足を守っていきたいものです。
足を切断してしまうと、歩行も困難になり、普段の生活にも支障が出てきますが、それだけではなく、足は第2の心臓とも呼ばれるほど大事な部分で、それがなくなってしまうことで、体全体の血液循環も悪くなってしまいます。
足の病変を防ぐためには、合わない靴は履かないようにし、できるだけ足の負担のない良い靴を履くようにしたいものです。
そして、たとえ小さな傷や軽度の水虫であっても、油断することなくしっかりと治療することが大切です。
毎日足を丁寧にきれいに洗い、そしてよく乾かしておくこと、家ではつい裸足で歩いたりすることも多いですが、足を守るためには靴下は履いておくのがおすすめです。
乾燥しやすい人はクリームなどで保湿したり、靴に小石など異物が入ってしまったときもすみやかに取り除き、大事な足を守っていきたいものです。