糖尿病の教育入院とは、糖尿病を悪化させないために、糖尿病の正しい知識や運動療法食事療法などの実践法を理解するために、1週間から2週間程度入院するものです。
教育入院を受ける人は、糖尿病の発症後間もない患者さんはもちろん、糖尿病の境界型の人も受けることができます。
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療養士がチームを組み、こうした専門家の講義を中心に、それぞれの患者にあった食事療法・運動療法や、薬物治療が必要な患者には薬物治療の指導が行われます。
また、患者自身がどのようなタイプの糖尿病なのか、現在の合併症の進行状況を確認するため、患者さんの状況にあわせて各種精密検査も行われます。
糖尿病の教育入院費用は、各病院やプログラムの日数によって違いますが、共通していることは健康保険が適用されることです。
医療機関や入院期間・検査内容によって異なりますが、一般的には3割負担として1日当り1万円程度になります。また、金額によっては高額療養費制度の適用も可能です。