糖尿病とタバコ

糖尿病とタバコ マンガで解説

タバコは、「百害あって一利なし」と言われ、体に非常に悪い影響を与えますが、糖尿病にとっても有害物質の塊の様なものです。
タバコは、食べ過ぎや運動不足などと同様に糖尿病を悪化させる要因とされています。

糖尿病の人の血管はもともと弱っています。
血液の状態が悪くドロドロの状態なのに、さらにタバコを吸うことで、血管が萎縮し、ますます血液の循環が悪くなります。このような状態が続くと、血管に負担を与え、動脈硬化を促進する結果となり、肥満症や心筋梗塞、脳卒中の原因になります。

さらに、糖尿病網膜症、神経障害、腎臓障害などの糖尿病の合併症を進行させる可能性もあります。糖尿病には、余りにも健康被害が大きい為、タバコは絶対に禁物です。食事療法などを始める前に、まず禁煙することから始めてみましょう。

禁煙の影響で口寂しくなって太る人もいますが、食事療法をしっかり守っていれば、大きな問題になることはありません。一般的には、たとえ禁煙し体重が少し増えたとしても、それによる悪影響は喫煙による害悪よりも小さいと言えます。

タバコを吸われる方にとっては耳の痛くなる話かもしれませんが、今すぐ禁煙が難しいとしても、禁煙を手助けする禁煙グッズなどを利用して、少なくとも本数を徐々に減らしていくようにしましょう。