効果的な運動

効果的な運動 マンガで解説

糖尿病の治療としてもっとも効果的な運動は、酸素を十分に取り入れて行う有酸素運動です。有酸素運動は体脂肪を減らし、 インスリン感受性を回復させます。

有酸素運動の状態を感覚的にいうと、多少息切れはするものの、一緒に走っている人と会話ができる程度の運動です。ハアハアと息切れして会話がほとんどできないのは、有酸素運動にならず、身体に負担になることもあります。

一方、歌がうたえるくらい余裕のある状態では、運動が弱すぎて治療効果が見込めません。
具体的には、ウォーキングや少しゆっくりとしたジョギング、サイクリング、水泳など、軽く息がはずみ、少しだけ汗ばむ程度の運動です。少なくとも1回に20分以上続けて、週3~5回実践することが望ましいとされています。

運動療法では、とにかく継続することも大事になります。根気良く継続することによって症状が改善していきます。

また、運動のタイミングとしては、食事前は血糖が下がりすぎる可能性があるので、食後1時間後くらいに行なうのが良いとされています。食後のこの時間帯に運動を開始すると血糖値の上昇を効果的に抑えることができます。