カーボカウントとは

カーボカウントとは マンガで解説

「カーボカウント」とは、食品の中でも、血糖値に影響を与えやすい「炭水化物」だけに着目し、その総量を測ることで、それぞれの食事の炭水化物量に応じたインスリン量を、毎回自分自身で調整する方法です。

さまざまな食事内容に応じて、うまく血糖をコントロールすることを目標としています。現在カーボカウントは、食後の血糖値を管理するためのインスリン調整法として、一型糖尿病から二型糖尿病まで採用されています。

カーボカウントでは、炭水化物15gを1カーボと考えて、摂取量を決めます。
例えば1日16カーボにする必要がある人は、朝昼夕を5カーボずつ、間食を1カーボ、のように割り振って制限しますが、その範囲内なら何を食べてもいいのです。

例えば食パンは1枚2カーボなので、朝食を5カーボとすると、食パンだけなら2枚半まで食べられます。パンの量を減らせば、ジャムを塗ったりすることも可能です。また、炭水化物をほとんど含まない野菜サラダやゆで卵は、自由に加えることができます。

計算が簡単でわかりやすいうえ、食事の自由度が大きいため、予想外の外出やイベントなどがある生活にも、柔軟に対応しやすい方法といえます。ただし、重度の肝硬変や腎障害がある場合など、病状によっては カーボカウントを行ってはいけない人もいます。実際に行うときは、医師や栄養士と相談してから行うようにしましょう。