糖尿病治療はグローミューの再生が不可欠

グローミューというのは、動脈と静脈を結ぶバイパスの血管です。
まず、血液は心臓から出て太い血管から徐々に細い血管に流れ、最後に毛細血管から各細胞に栄養と酸素を与えます。
そして、各細胞からは逆に、排出された老廃物や炭酸ガスを受け取って、静脈血となって戻り、心臓から肺に行って二酸化炭素と酸素を交換します。

そして動脈血となって再び送り出されて行きます。
この途中で血液中の老廃物は、腎臓から尿として排出されます。
このような循環になっています。

上の図を見て下さい。
毛細血管の一番先の方に行くと、穴があいていて、酸素と栄養素が細胞に届けられ、代わりに老廃物と炭酸ガスが入ってきます。
その毛細血管の1つ手前に、グローミューという、動脈と静脈をつなぐバイパスがあります。
毛細血管1本に必ずグローミューが完備しているのですが、これが完備している人は糖尿病などになることはなく、ガンになることもありません。

グローミューはだんだんと形作られ、20代で完成します。
そして30代を過ぎる頃から生活習慣によってはだんだん駄目になっていきます。

例えば砂糖摂取の多い人はこのグローミューが溶けてなくなっていきます。
なぜなら砂糖には血管繊維を溶かす性質があるからです。
そして糖尿病になります。

若い人の糖尿病はほとんどが砂糖の過剰摂取です。
逆にアルコールの多い人はブローミューが硬化します。

そうすると動脈硬化症で出血を起こします。
糖尿病、心臓病、腎臓病などの内臓疾患の多くは、グローミューの障害による血液循環の不全が原因なのです。