糖尿病にうどんはNG?

糖尿病を患うと、甘いものやアルコールを控えるようにすることはよく知られるところですが、それ以外にも血糖値を急激に上げる食物はたくさんあり、それらも避けるべきだと言われています。
また同じ種類の中でも、推奨されるものと避けるべきものがあります。

例えば麺類ですと、うどんよりもそばやパスタの方を推奨されます。
なぜなら、うどんはほとんどが小麦粉で出来ており、小麦粉は消化吸収が早いためすぐに血糖値を上げてしまいますので、そういう意味でうどんは糖尿病患者にはよくないと考えられます。

ですが同じ麺類でもそばの場合、そば粉のみで作られている本物のそばなら、そば粉は精製が荒く、消化吸収も小麦粉ほど急激でなく、繊維やミネラルも含まれていますので、小麦粉のみのうどんよりも血糖値の上昇が緩やかになります。

またパスタですと、小麦粉で作られていることは同じですが、よく練られているため、小麦粉のたんぱく質の割合が多くなり糖質の割合が少なくなります。
このため、やはり血糖値の上昇がそれほどなく、うどんよりもいいと考えられます。

このように、糖尿病になった場合は、血糖値の上昇の仕方を考慮して、どれが糖尿病に差し支えがあり、どれがそうでないかを考えながら摂取するものを選ぶ必要があります。
もしどうしてもうどんだけが食べたいのなら、糖尿病にならないようにするのが一番です。