糖尿病と梅干しの種

◇梅干しの種は昔から[薬]として食されていた◇

梅干しは、果肉のみを食するのが一般的ですが、梅干しの種は[薬]として昔から注目されていたようです。
福岡県ではその当時(西暦670年代)のことが話として残っているようです。

◇梅干しの種について◇

梅干しの種を食べると聞くと想像しにくいと思いますが、デザ-トとして好まれている杏仁豆腐で考えるとわかりやすいです。
杏仁豆腐は『杏仁=きょうにん』と呼べれるアンズの種の中の『仁』の部分を使用し作られているデザ-トです。
アンズの種の構成とは殻と殻の中の『仁=じん』です。梅干しの種も同様の構成になります。
梅の『仁』は『梅仁=ばいにん』とも呼べれ、『梅仁』は漢方薬としても知られています。

◇梅干しの種の『殻』と『仁』の成分と効用◇

『殻』について・・・
食物繊維でできています。かたい殻ではありますが体内で分解され、老廃物として排出されます。
そのため、梅干しの種をまる飲みされている方もいます。便秘の方にもおすすめです。
また、成分の中に抗酸化作用も含まれますので酸化を抑える作用もあります。
『仁』について・・・
成分はアミグダリンという体内の脂肪や水分を処理や促進をするものです。
肥満を防ぐ効果があります。
『仁』は漢方薬としても用いられ、リンパ液や血液の流れを促す効果もあります。
梅干しの種の成分は糖尿病の方の血糖値を下げる作用に繋がるようです。